いつも傍に居てくれる君があったかくて①【関ジャニ∞の元気が出るLIVE大阪オーラス】
元気が出るLIVE大阪1.17オーラス
この日あった出来事を、大倉担だからこそ残しておこうと思った。
いつか自分の中で昇華して、大倉くんの中でも笑いに変えられるよう、私の気持ちを記憶ではなく、拙い言葉でもきちんとした形で。
いつものように席に着いた。何も変わらないいつもと同じ空間。
開始2分前に、そろそろ始まるからと携帯の電源をオフにした。
映像は定刻になってからだったかな?なんて思いながら。
それから友人と他愛のない会話をしていると、周囲がざわめく。
始まったのは注意の映像でも、オーバーチュアでもなく、下から出てきた黒っぽい私服にも見える男の人たち。
えっ?メンバー?スタッフ?
周りが口々にメンバーだって言う。
でも遠目には6人しかいないように見えた。
最悪の予想が脳内を駆け巡る。
目の前にいる人間の中に金髪がいない…
上段にいながら双眼鏡を覗くことを忘れた私は、周りの言う言葉を理解できなかった。
大倉くんがいない。
信ちゃんが代表して口を開く。
大倉は急性の腸閉塞になってこれなくなりましたと。
驚愕と悲鳴にも似た叫びがドームを包む。
大倉は最後までこのステージに立ちたいと願ったが、医師の判断を仰いだ結果、ドクターストップがかかったと。昨日の夜から悪かったようだと。
ガスピタンでなんとかしようとしたけど治らなかったと。笑って言ってくれたおかげで、そこまで悪い状態じゃないのかと、そんな風に思えた。
そして、この公演をどうするかと彼らは私たちに問うた。
すばるくんが、私たちに任せてくれると、許してもらえるならば自分たちは全力でやりたいと。
自分が恐れていた最悪の事態ではなかった。
安堵と共に、喪失感が募る。
会場に問いかけるメンバー。
私は大倉くんがいないのに100%の賛同なんてできない。できるはずがない。
だけど私は、単純に関ジャニ∞が大好きだからこそ、ここから立ち去るという考えには至らなかった。
私は賛同の拍手を疎らに叩いた。
今思えば、ここでの判断が自分をたくさん苦しめることになった。
しかし、決してそれが間違っていたなんてことはないという結論に至るけども。
着替えにはけたメンバーのあとに注意の映像が流れる。
いつもなら笑いが起こるのに、そんなものありもしない。
私に至っては見てすらもない。
オーバーチュアが始まる。
当たり前にそこには大倉くんがいて、いまからドームにやってくるんだって。
足元が映る。円陣を組む。
あれ?緑色?大倉くんがまさか病院から抜け出して?実はそばで待機してたんじゃ?
やばい、泣きそう。
………あれ?髪の毛黒い…?
緑色の衣装の彼は、横山くんだった。
カメラさんを円陣の中に入れ、大倉くん目線とでも言うか、円陣の中に私たちファンを入れてくれるメンバー。
普段大倉くんを追っかけてばかりいる私は、横山くんが本当に大倉くんの衣装を着ているのかちょっと自信がなくて(横山くんの衣装が全然わからなくて)前向きの時にやっと確信が持てたんだけど。
キングオブ男
大倉くんのパートはメンバーがカバー。
だけどフォーメーションはぽっかり一人分の空白がそこにはあって、見ていられなかった。
大倉くんがハモるところは一人で歌ってて、ひなくらやすの掴み合いは当然ひなやす。
ざわざわと後悔が私の心に積もってゆく。
そんな時聞こえてきたのは
愛する大倉の為なら
愛する大倉の夢
涙腺決壊しました。
いつもまじめにやる印象だったこの曲だし、錦戸くんが替え歌するイメージもあまりなくて。そんななか、大倉と、大倉の為と歌ってくれる嬉しさ。
へそ曲がり
この曲だったかな?章ちゃんが大倉って呼んで!って。
なんで?!いないのに!!!って思ったけど、会場が呼んだら
ここにいますよー!って服めくったら大倉くんの団扇が刺さってて笑った。
涙も一旦引っ込んだ。
がむしゃら行進曲
いつも大倉くんのリフターロックオンなんだけど、今日は上がるのかな?誰もいないリフターを眺めることになるんだろうかと思っていた。
始まってみると、いつもはセンターにいる丸ちゃんが大倉くんのリフターに乗っていた。
ああ、6人でやるってこういうことなのかと。大倉がいない穴を完璧に塞いでやるぜってそういうことじゃないんやって気づいた。
前向きスクリーム
いつも誰か間違えるかなってひそかに楽しみにしていた。よく大倉くんが間違えていたから双眼鏡ロックオンなんだけど、今回ほど双眼鏡を覗かないLIVEもなかった。ただぼうっと、覗きもしない双眼鏡を手に持ち大倉くんの衣装を着て踊る横山くんを見つめていた。
もんじゃいビート
いつのまにか全員大倉くんの団扇を持っていて、顔の部分にもっていって大倉くんが歌っているかのように装ってくれてちょっと笑顔になった。
だけど、気になっていたのはここからだった。
→